circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2014-01-01から1年間の記事一覧

ときどきソフィアの街のことを思い出す。社会主義の残りの、学生しか住んでいない街で、ほんとに学生しかその一帯にいなくて、映画館が安くて(学生しかいない)、連れて行ってくれて見た英語が、17歳のカルテだった。英語もてんでできなかった18の頃の私は、…

たけみつのよりみちのことを考える。いつも。本を読む時には。 。 故郷に帰って、コンサートホールの予定をみたら、アマオケが1000円でコンサートをしていて、行ってみたら、初恋の人が舞台に乗っていて、ああ、16の時と弾き方変わらないな、と思って、それ…

手癖でしを書くといぅひとがいた それは分からなくない、けど たくさん好きな言葉があって それらを美文調と思って使う ばかりだ、とか さよなら、とか できるだけはかなく できるだけはかなければよい もちろんしとはそういうものではなく もっと構造的だと…

存在論として しを書くこと 認識の傷跡として しを書くこと

彼女が存在として音楽だったということはよく分かっているよ。蒸し返さないでくれ。存在として音楽のように不可視で、香りと響きしかなかった。たぶんいなかった、いないというかたちで、強烈にいた。分かっているよ。よく。蒸し返さないでくれ。いろんな楽…

たけみつ それから先日、非常にインパクトのある経験をしました。ベルリン・フィルハーモニーとカラヤンの、東京での最後の演奏会へ行ったのです。モーツァルトの39番とブラームスの1番をやりました。 僕は,高を括っていて、たまたまキップを貰ったものだか…

屈折する、腰から内へ、横へ、苦しい、中にひかりがあり、屈折して。屈折した男性性のように思われたものは、実はもっと。夏なのに濃紺の色をした存在が。暗い中にひかっているような。渋さへ沈んで行くような。

ベリーズ工房の蝉、について、ずっと考え続けて、健康を崩しているのだけれど、やっぱりこのボーカルの温度が、ヴィブラート以前の坂本真綾(2枚目のアルバム)と同じで、変なことを覚える前の、でも少し歌う技術をえはじめた楽しさがある、そういう、二度と戻…

「蝉」https://www.youtube.com/watch?v=-O_jcpg7Fnsがどんどん入ってきて不味いことになっている。1:39からのベースの下降音型はストロベリーフィールズフォーエヴァーを思わせる、という人がいたが、私にはsomethingのサビにしか聞こえない。でも曲を支配…

えんえんとシベリウス七番が聞こえ、これはたぶん、忍び寄る綺麗な思慕のような曲だとおもう。14歳の時の友人の手紙を持ち歩いている。久しぶりに手紙を送ったら、かえってこなかった。五年ほど前までは論文を書いていて検索すると英語の論文が出てくる。勝…

https://www.youtube.com/watch?v=hGP6IlXS_Ms パーヴォ・ベルグルンドもわたしの一人のヒーローなのだけれど、この安定の横綱っぽさというか、要するに千代の富士っぽさ 見通しがとてもよくて、シベリウスの7番をいろんな録音を聞いても、どうしてもヘルシ…

調を揺れること、階段を踏み外したように、違うところへ踏み入れてしまう感じ。 べりの図書館の歌を聴きながら、その踏み込むつもりのなかった調に入っていく感じが、間違って成長したような、成長したい方向じゃないところへ伸びていった感じの、ああ、って…

生きていたこと、、もっと言えば、、辛かったことにこそ、文学的ないみがある、と夏目先生は仰って、正確ではなく私の記憶だが仰って、だから坑夫を書いた。死ぬ前に、わたしはわたしなりに苦しかった日々を書きたいし、書くこと、残すことでしか、かつてわ…

どうしても眠れないのは、あの街のことを、思い出したこと石の道、自転車、からんからん、君の背を追いかけて http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B003VEVOL6/ref=redir_mdp_mobile先生のいる街。せんせいの一番美しいアルバム。は、あの思い出の街で録音され…

神様がいるかいないかは知らないよ、 でも、 きみとわたしと、みんながいて聞き耳をたてていること この上がっていく音階に - きみもぼくも名前がなくなって一つになれればいいのに…それはあの世でしかできないことではなくて、たとえば、この音の階段をとも…

何気無く光に名前を付けるとか それをはじから忘れて行くとか 川辺のベンチに寝っ転がって 単語を覚えたり寝たり繰り返すとか 同郷の人の言葉が恋しくて なんどもYouTubeを見返すとか 一人でそうやっている時間の総計 - なにか全てを話さずにわかってくれる…

価値のあるニュースなんてない。ネットに付加価値ない。ネットに情報ない。情報が、わたしにいみがあることはない。求めずに、皆が求めているものを摂取し、同時代性をかんじるのも、赤信号をみんなで渡ってるに過ぎない。この私は偽物。あの私も。詩が書き…

病の黄色信号。しばらくのネット規制。

https://www.youtube.com/watch?v=jf7ssWWCbhU スパンクスのベストだとは思っていなかったし、いまでも思っていないけれど、久しぶりに電車の中で聴いていて、最初から歌詞をずっと追いながら聞いていて、6:22からのキラキラした電子ピアノの美しさと、…

すなおに言えば、力尽きるし、 すなおに言わなければ、先が読めるし、 言いたいことは一つだけ。それは、 何もない あるいは 私が生きていたことの意味はなに すなわち 何もない (下らない) 「わたしの生きていたことの意味」を残すためではなく、何にため…

なぜにという詩があり、そこに書かれた「きみ」に、今日ふとしたきっかけで、「なぜに」ごと投げつけると、当然のように、ポエムwwwwというような反応で、その反応が当然のことなんだけど、まあ凹みましたね。2008年か…

漠然とした夢を見る 見たかったような 見たくなかったような 見たかったのに見たくなかったような 触れられないものに触れて 触れたと思っていたのに触れられていない 匂いはなかった 目覚めても 幸せだったのか幸せでなかったのか 分からないから夢のことば…

相変わらず天才だな(音声注意 https://vine.co/v/M2X7i9aTuDj 多幸感すごいある https://vine.co/v/MViHuIqwT9b

オケコンがいい曲なのかどうかわからないというのが僕の一つの弱みだ。資本主義のなか、いいものを作れば食べていけるなどというふざけた主張の反証が彼だっただろう。でも、オケコンは、未だよくわからないのは、僕が安いからだ、もっとラストは長くていい…

イベールのディヴェルティスマンを久しぶりに聞いて、高校生の時に自分の目が多分、舞台で行われるどんちゃん騒ぎに、輝いていただろうことを、すごく思い出す、あそこでNさんは飛んだ、冒頭で飛んだ、とよく覚えてる、冒頭は飛ばなくちゃいけない この曲の…

僕は彼女の日本語の字は彼女をあらわすに十分なほど書かれ慣れていないと思うから、あまり興味がわかない。彼女が18年間書き続けてきたアルファベットのほうにずいぶん興味がある。美しい字ではないけれど、彼女の美しさがそのまま出ていると思う。ある種あ…

おもちゃ箱をひっくり返す、というのはこういうことを言うんだなあ、と思うよ、 高校の時だった、楽しくてとても泣いたのだよ、指揮をしたい、と思った https://www.youtube.com/watch?v=CeKTKKt1nJo

閾の日々 木の響きの域 何度も繰り返す 息

ひかりはどのように遊ぶかという絵

ソフトペダルを踏むこと。いらないものをできるだけそぎ落とすために。必要なものを探す。平板さを捨て、無を前提とする。一個の虚無を真ん中におくことにおいてのみ、わたしは日本人であること。