circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

行き帰り 襟を立てて歩く 風が静かに吹いて だけど僕の行くべき道を示してはくれず 上向いて歩けば星も出ていない

あしもとが割れて世界ががらがらと崩れていく 舞い上がる瓦礫の隙間から笑っている君を見る おかしいということのうつくしさだとか

余生の中で、それでも君は何になりたい。100年生きるとして、私はもう欲はないとして(無いのだろうか?)、捧げたい何かがあるのだろうか。隣人は概念か。ありとあらゆるところに地獄はある、相対的なものではなく、絶対的に。身近な地獄から目を離して遠くの…

たぶんそれはまほうのようなもの

若い人よ! 全ての天才が夭折するわけではない! 君はずっと昔からマティスとシュトラウスの晩年の作品を最も崇めていた。 闘い終えた後に天国がある、確かにあり得るのだ、 とくにリヒャルト・シュトラウスが得たであろう挫折感や屈辱感や時代遅れとみなさ…

深い夜の闇の中に魔法を見出す 通り過ぎる人の顔に昔の友達を見出す 僕はこれから別の旧友を訪ねる 尋ねる、僕は生きる意義を見つけられなかった 君はどうか?

死を選ぶことの中に、表現の人として、大きすぎる、内部にあるものの犠牲になったひとと、内部にあるものを膨らませようとして足りなさから空回りして死ぬ人がいるきがして、後者であった私は死ななくてよかったとおもった。 天才が死へひた走るのはもう、そ…

それは存在しない。それは存在しないのに、頭に浮かべるだけで嬉しくて、どきどきして、でもそれは像を結ばない。新しいということだけ知ってる。新しいということだけ知ってるそれは像を結ばない。 うきうきしてどきどきして坂を上っていった朝のこと。