circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

死んだあなたが出てこない夢が続き、また再び、あなたが生きて現れ、立って歩いていた。それは日曜の昼下がりに見た夢だった。わたしはここしばらく、週末の昼に起き上がっていることができない。私たちは誰かのお墓を参る、あなたは目がほとんど見えず、灰…

あなたとあなたたちに ひらかれていくゆびとてのかたち

私の心が晴れるか晴れないか そう言ったことが問題じゃなくて 内なる糾弾者をどうするかたぶんそれが問題 なのだと思う わたしはこの人と統合できるのか いつまてもどこまでも何をしていてもわたしが わたしがしている、いや生きている、そのことを否定しつ…

朝とともに絶望がやってくる だから いつまでも 眠りたくない

この転がるような光の川は朝の光かそれとも 夜の光か

ロンドン大学のどこかのキャンパスのどこかの大教室で、黒板の前に立って、ちょっとした講師気分を味わったのは、日本語検定の監督をやったからで、わたしは黒板に、リーディング何分、リスニング何分、文法何分、などと書き、その、文法をgrammerと書いたの…

わたしのめにはいつも輝いて見えたラッセルスクエアの、噴水をこえてくる光をみながら、わたしはあなたのことを好きだといい、あなたはinappropriate だ、と言った。わたしがあなたに日本語を教えていたからである。体感的文脈に基づく語彙の理解。