circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

関係代名詞もなくあわよくば主語さえない日本語に翻訳される西洋語は係り受けが形容においても述語においても信号を送り合っていて、係り受けがないかあるとなればどちらかを省略してしまおうと目を光らせる日本語はいつも西洋語のロジックを夢に輸入してし…

錦林と第三錦林の差異よりも、岡中と近衛中の違いはデカかったんだろうな、とこの人の近衛中の思い出を読みながら思った。住んでいた場所は近そうだが、もし近衛のほうの校区だったら陰惨な虐めも受けずいまだに鬱を抱えて行かずに済んでいただろうか? http…

ジャン・ルノワール: 河

多分二度目。全然覚えてない。オリエンタリズムとかコロニアリズムみたいなものに敏感な視線に自分が多分多少は変わっているだろうし、その目で見るのだけれど、うーん…たしかにインド人で特権化されているのはナンという多分ナニー的存在だけで、あとは隣の…

ミア・ハンセン・ラブ: すべてが許される

許されすぎだろう。これが男性監督であったらぜんぜん受け止められ方は違うにちがいない。難しいバランス。別れた娘と会うことが10年の夢だった、精神と人生を壊した詩人の前に、驚くほど青く繊細な紐で首にかかったワンピースを着た美しい娘がデートしてく…

漠然とした夢を見た 見たかったような 見たくなかったような 触れられないものに触れて 触れたと思っていたのに触れられていない 匂いはなかった 目覚めても 幸せだったのか幸せでなかったのか 分からないから夢のことばかり考えていた 生きるあいまに夢を見…

知らないあなたがわたしのことを好きだったらいいな