circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2014-01-01から1年間の記事一覧

よけいなものそぎ落としてきれいになろうとして、内側をくり抜いてしまったみたいだ。だけど、多分それが私がなりたかったものに近いものだったのだろうと思う。 美しい人たちはいつも私の理想を映されていたきれいな白いスクリーンだった。あの人たちは自分…

AnathalloのHanasakajojii Fourの美しさのことを忘れないで痛い、この楽しそうさには、いつも泣きそうになる。生き生きと楽しそうにやること、それですら貴重なのに、鳴っている音の和声が素晴らしすぎるhttp://youtu.be/dqLyG4ppC9k多幸感、という言葉があ…

わたしは詩が好きなのではなくて、エクリチュールのなかの、女の人のパロールが好きなのだと思う。文体、ではないの。語り、なのだけど、そこには声があり、時間があり、温度があり、電話のささやきのように、でもひとりごとである、そういった全てが好き。…

眠さから曖昧へ 押し付けられた植物の鉢を育てている。朝起きたら水をやり、太陽の当たる場所へ動かす。それからぐずぐずして、家を出る前にもう一度鉢を動かす。 別に何かをやりたいわけじゃない。人生は一度しかないけれど、別に何かをやりたいわけじゃな…

世界の半分とそれからわたし

鬱を抜けかけるときに見た、あの公園の明るさのことを、あの不透明な矢鱈とした眩しさのことを、 私には正確に数えて二回、生まれてよかったと思った瞬間があった。それだけで、もういいのだと思う。しかも、それが、私の人生にとって決定的でも何でもない、…

ベリがなくなる、というニュースにはそれなりに衝撃は受けているし(在宅かつお金を使わないひとだが)、ここ数日の精神不安定にそれは加算されているのだけれど、鈴木さんがbuonoどうなるの、と触れてくれていてそれがとてもうれしい、女の子が三人で筋書な…

電話---電話・ 波を遣り過ごすこと 谷底があまりにつらくてもそれがおそらく10年続くわけではない 10年続いたら死んでもいいのではないか。というチャンス・オペレーション 10年我慢できるだろうか。

考えないことと考えないこと ありあまるごどく コーカンドに行きたい あお ステップから地中海へ 明暗からメシアンへ アルモニア 地中海からステップ

戦争と、不条理と、芸術のこと メシアンの時の終わりを聞いてもまだ、戦争が続きうるのかということ 全ての芸術は毒ガス虐殺後、野蛮なのか? なぜあの虐殺だけが特別視されるのか、それは白人だからなのか。 不条理のためには理が前の項として、ある、それ…

夜の窓

ブラームスが好きな女の子が、京都の夏の緑の中にいて、すこし汗ばんでいた、それだけで、ノルウェイの森は十分、僕の聖書だった。こうやって熱い夜にブラームスの2番を聴くのはとてもやりきれない思いになる。

ぼくがなんとしても語らなくてはいけないのは なんとしても語らなくてはいけないのはあの微熱のこと

生きてるの?死んでるの? 直球が一番届く、いつもそう思う。 https://www.youtube.com/watch?v=B8ti-AiuG64 いまあたし 生きている あーあ

君の眠れなさの中に、たくさんの子供がひそんで 目を細めている。あまりにも太陽が眩しいので。

でも自分はてきとーだと思います、正直。やる気…は、あるます。あります(笑)。あるんですけど、てきとーにやる気がすごいあるんです。 亀井さん

Antonio Joseを聴きつづける https://www.youtube.com/watch?v=NOTu4hU-pK4 この曲の小さな親しみやすさ、懐かしい、必ずどこかで聞いている、でも初めてなのも間違いない。

ただ、在ることの幸せだけがある。ということについて亀井さんの言葉を読み返している。 神様っていうのは私たちが「願っているもの」よりも幸せを増やすのに「必要なもの」を与えてくれるんです。それはいま自分が欲しくないものかもしれないけど、必要なも…

Antonio Joseのソナタの1楽章は、荒い感じも強いけれど、とても美しい何かがそこにあると感じさせられて、 いる、https://www.youtube.com/watch?v=GCi9EagjyK4 はじめの頃はとても懐かしいアルベニス(イベリア)の音がしているのに、急にそこに不安が入り…

詩がありますように 感性がありますように

アントニオ・ホセの曲集というのがytに作られていた。 いつかきちんと調べなくてはいけない作曲家。 https://www.youtube.com/watch?v=ehPKJZukYM4&index=1&list=PLpcAkH4DlhuHZSJa9qQguSHMCIh18tP5V

もぶあん、としたから飛ぶ 翼を滑り台にしてわたしたちどこまでも飛ぶ 止まれない、止まれない、 そのままの死まで。 島で、うろうろ、うろうろ 白いたくさんの血栓がゆれている 山の上の道までぐあわぐあわと鳴き声が、 それも、また。

J.S. Bachの曲の中でも、この曲だけは現在進行形で私を撃つ。どうしても同時代性を感じられない、古きよきバロック、と思っているBachの曲の中で、この曲だけはマーラーやメシアンと同じ緊迫度を私に対して与える。 https://www.youtube.com/watch?v=6FYMVgO…

僕はあなたが言ってくれた、あなたは感受性のために犠牲を払っているんだ(それは尊いことなのだ)、という言葉をずっと忘れなかったし、それをありがたいと思っていました。僕は結局、僕の持っていた感受性というものがそれほどの物でなかったから生き延び…

Hさんが残してくれているこころの闇から離れがたくいる。 今日は一つの指差し https://www.youtube.com/watch?v=iY74itDa-Mw 12:30- PG氏、比較的インテンポなまま大きくなっていく、12:54の前、ふぉるてしもふたつ、そして急に小さな音、そのままピチカート…

救われない夜の向こうに、きれいな死の歌が待っている という、とても救われない曲をなぜブリテンは書いたのか。その直後の作品番号は「カーリュー・リヴァー」という、さらに救われない作品のようで、これは聞かなくてはならない。青少年・・・しか聞いてな…

感受性のために地獄をさまよった人のことを忘れてはならないな、とおもう。まともな感性があれば戦争など言えない。どう避けるのか、まともな感性のひとと繋がるしかない、両方から、止めるしかない。相手国で死んだ人たちのために悲しむことだ。

そこは、砂漠、 君にしかない、星を探す、 乾いた足音、光

2週間連続で鬱のねつづけ。 恋人が家にいないとこうなるのか、と思う。 恋人はいまとおいところにいる。 マエストロへメールする。 それから延々とGさんとHさんの演奏を聴きつづける。コンクールの動画。Gさんは10代のときからすごく音に敏感に表情が動いて…

https://www.youtube.com/watch?v=A2VD6td4ZiY 28:39- Segovia以来ここまで美しいルバートとポルタメントを聴いたことがない。 28:48に一つ。その単体だけでなく、そこへもっていく加速、ポルタメント後の着地の静かさ(この音楽家は、解決はうるさくやるも…

また、神話に毒されているだけなのかもしれないけれど、今更になって、彼のことをずっと考えている。 https://www.youtube.com/watch?v=OwNPBYyz4eY 15:04から聞いてみてほしい。 はじめて、ノクターナルを素晴らしい曲だと思った。これは、とんでもな…