circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2015-01-01から1年間の記事一覧

ひかりの方向へ、あのひとたちは

好きなひとが生きてくれていた

生きること 生きないこと そのはざまを生きる

ささやきかける 傘の陰 母音の樹が揺れ 歩いている 丘の上 遠くまで 記憶が広がって 走りはじめる 月が見ている それを見ている 深夜バスの中 葬列がつらなる たくさんの あなたの影 樹 母音

森の中へ書き、読み進めて、どんどん中へ入って行くときに、聞こえていた音楽。樹の。 その後、パステル画『仏陀』等に至って、人間は、樹木と等質なものとして、何か宇宙を貫流している一つの大きな生命力を分かち持つようになる。背後の色彩に覆われた空間…

気が遠くなるよ 気が遠くなるよ 気が遠くなるよ 心臓が止まりそうな死ずけだ https://www.youtube.com/watch?v=dqUSiTGb_aU 言葉は、 なんのためにあったかとか、 そんなこと、を、 ぼんやりと考える そこには部屋で 真ん中に椅子があり 受験生が座っていて …

じすもんのCarmoの冒頭、ショパンのエチュード1番的上行分散和音のあとで、激しく非ショパンな裏打ちリズムとファンクハーモニーが迫ってきて、思わず吹いてしまう。やばいなあ。 Carmo: https://www.youtube.com/watch?v=BtPO19QTDR0 Chopin Etude 1 https…

モントリオールとモントルーの音源をそれぞれ。電車は湖畔を走って、ひかりの中ですべての色がパステルカラーに褪せた街へついた、ひかりがすべての色をすこしずつ白くしていた、ここが天国だ、ここが天国なのだ!その地点に着いた23だか何歳だかのときか…

ひかりがみえる。きっとそこは暗い。ひかりをみているきみのまわりはきっと暗い。ほんとうはきっとそこにはひかりはない。だけどきみにはひかりが見えているといって踊る。それならきっとそれはほんとうのひかりだ。それはひかりだきっと、それがきみに見え…

この世にあって、この世ならざるものと接続すること… ドビュッシーのエチュード11番.時と息を止めることによって揺れるカーテンがあって,光の川が回っている。息を止めて見つめるが、わたしはこの世の側にいる、、、 +++++++++++ 14.4.21レヴィ…

いいはなしすぎる http://www.shalala.co.jp/gismonti/inter01.html その時に、ジョビンが私にした質問が、私の人生を変えたと今でも思っています。ジョビンは私に「何でウィーンに行くの?勉強?遊び?」聞きました。私は、もちろん勉強はするつもりだけど…

音がながれ、ひかりが流れている中にさしてくるもじの美しさについて。ナンバーガールのPVのそれはおそらくゴダールであり、ゴダールのそれはブレッソンのそっけないタイトルの出し方の流れのようでもあり、そっけないからこそ、ぼうりょくときょうどがあり…

遠いところの音と音 暗い森からみあげる空 なにものにもなれないわたし ぼんやりと生きている かたちにならないものに塗れる 言語から意味をとったらうかぶって わたしが死ねばわたしのなかにしかないそれは + 雪の塊のように投げつけられる言葉 なぜ そこま…

私を貫くものは何だ。すべての美しい映画をみた、詩を生きる人が捨てなくてはならない世界とは、なんだったのか?わたしは詩ではなく音楽に生きたい、のにこの閉塞感は何だ。この、今ではない感覚、生きることに繋がらない、光を浴びるのは他の場所なのはし…

優しさと優しさと優しさと。星空の中に星座を見つけていくように、歌を森の中に探した。きみは焼け跡の向こうからやってきた。すべては相対的なもの。ななめに交わされた、ふたつの眼差し。夢を生きるように、目をつぶって飛び石を飛んだ。一人は落ち、一人…

鯨のことを考えている、それから明るい世界のこと 夢見ていること。 それが好きな人は、人を好きであるということにはならないのだろうか? 美しいもの への憧れ """""""たけみつほど、遍在性について考えた人はいないような気がして、かれが総譜を書いてい…

生きたり、生きなかったり、生きたりだよ。

よるの中、きみがみた光を、きみはあとでぼくにみせてくれた、その光はほんとうに、きみがみたものと、まったく同じかどうかは分からなかったが、きみがいなくなったあとでも、まぶしさを呼びもどすことができる、ぼくがきみの夜にみた光をみることができた…

仕事中、ドビュッシーのバイオリンソナタの冒頭、れしそしそみー、が急に頭になり出して、

数えられるほど、お菓子の名前を知らない 香草の名前も、雑誌の名前も ぼくの知らないたくさんのあこがれを すくって流れていく 目で追うことしかできない 足取りを、すぐ忘れてしまう

高田馬場へ、アレクセイ・ゲルマンの二作を見に。 アテネフランセの坂を下りていく時の、坂・空、そこにあの人がいて、ゲルマンの映画のことを話しながら、主人公マシンガンであらぶってたね、みたいなことを言ったような記憶。記憶だけ。ときどき思い出す空…

下降半音階が夢に満ちているのは、あの月から回って降りてくる階段を降りてくる人に似ているからだろう。彼女はいつもわたしの頭上で手を振る。投げられる手紙と飛行機。 &しゃべくるおくちは無窮動 ➕お前の論理はなんだ

透明せいの果なたへ わたしのなかの混乱とかばんごたちを 飛び立たせるために

遅すぎる、早すぎる 遅すぎる、はテンポのためではない、何かが有機的につながり損ねていることだ、 早すぎる、はテンポのためではない、何かが決定的に伝え損なわれていることだ。 例えば。 https://www.youtube.com/watch?v=Zwji3k0v_AM 人々は「遅すぎる…

美しい夜が、願わくば夜明けが あなたにありましたように

フォーレ後期。メシアンに連なっている、まっすぐに。この、時間性…揺れながら。「沈黙にたえかねて鳴りいだす」ような(ソクーロフ=八木重吉) https://www.youtube.com/watch?v=A-XcaXMu2UU

Wikip: Brahms それでも、同じウィーンに住む者同士の反目は良くないと間に立つ人がいて、両者はブラームス行き付けの「赤いはりねずみ」で会食した。このとき、2人とも肉団子が好物だったことがわかり、打ち解けた雰囲気となった。そのときのブルックナーの…

悲しみから悲しみを抜けたどこでもない(ところからどこでもない)ところへ

どんなにか愛してると言ったって君たちは僕のことなんか知りやしないんだろう @https://m.youtube.com/watch?v=99lgj96TPwg クレアアンドザリーズンズのこのアルバムが売れまくらない世の中なんて

情熱に追いつけない、とショパンをひく恋人が言った。 わたしは彼女がほんとうは情熱的な人であることをしっていた。 けれど、彼女はその出し方が分からないでいるような、静かなおっとりとした人だった。 わたしは情熱だけで生きていたから、ショパンに追い…