生きています。
君の眠った少しの時間に、雨が降って、止んだ。窓から虹が見えるよ。海だよ。
世界は唸っているのに、私はそこにいない。
たゆたううみのむこうに、あたたかな愛があるにちがいない。そう思ってぼくは船にのらない、のらないでうみを見ていた。くじらと、くじらを憧れるひとはどちらの方が自由なのだろう。憧れることができることにきっと自由があるのだから、ぼくは泳がないで泳…
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