circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

悔しいから数学をやっている、ほうこうせいが、はげしくまちがっている

生き様に対しての興味。対象に対する不興味。それが邪魔をしている。

18の夏、ダッカ、カレーばかり。ゼミの活動は小さく新聞に乗った。大使の人が迎え、バングラは貧しいけれど心は一番豊かなんだという調査があります。少女はとても美しく泥の中を細く歩いていた。ホテルの前の警備員は金持ちだけを通す。この世から離れたホ…

暗やみさらに続く。院でも見えず。他の専攻の授業を受けることでなんとか光を探した。作曲家の先生のところに相談をしに行き、先生は指揮したビデオを見せてくれ、それは響かなかった、とても申し訳なかった。何度か研究室へ行った。君のような人間が多い。…

僕と先生は講堂前の草地を抜けて歩きながら、二人で話した。先生は人工知能やら制御やらをされていたのだと思う。電車に乗っても論文を読みます、と先生は敬語で言ったと思う。一日に最低一本を読む、研究は進んでいく、世界について行かなくてはならない。…

兄弟はあまりにも近かった。踏水会に泣きながら通わされたあと、車で通る裏の景色にいつか音連れる医学部はあった。そこは未来ではなく常に過去で、私は夢や未来を家のまわり一、二キロで終えたくなかったのだと思う。朝一人で、五時や六時にランニングする…

21のあのとき、二回も本郷の交換留学説明会に出て、事務局の人にも顔を覚えてもらって、アメリカに行きたい、カリフォルニアへ、と思ったのに、やっぱり僕なんて、と踏みとどまったのは、あの一ミリの勇気のなさは何だったのだろうか、やりたかったことは多…

こういう研究生活をアメリカでやりたかったのに、環境は整っていたのに、どこで間違ったんだろう。朝からずっとそういう負け犬なことばかり考えた。22の時から時間が止まっている。悔しい、となぜか思う。 ttp://www.waseda.jp/prj-GCOE-PracChem/jpn/newsle…

戦争が鬱と自殺という形で降りてきて誰かだけがその犠牲を背負わされる長い長い戦争が続いている。本当の戦争がきてもいまの勝者はやはり戦場には行かない。まず向かうのはすでに戦争中の我々だ。 私はなぜかその戦争を抜けて生き残っている。私が今すべきな…

寂しさや、悲しさや、暗さのどん底にある人に届くのは歌だけではないのか、詩だけではないのか。悲しみの底に寄り添えるのはうただけではないのか、声だけではないのか。悲しみの人に寄り添えるのは悲しみの人だけではないのか。うたにもいろんなうたがある…

Wesnの後ろで流れているバグパイプのようなドローンのような気持ちいい和音を押さえ続ける係になりたい。

私の墓の前では愛してほしい、その中に誰もいても、いなくても、そこには刻まれていくのだし、魔法にかかる前に、いてもいなくなっても、その構造を推し量る、押して測ることは、続けているに違いなく

生きること 生きないこと その間を遊ぶ

生きていて、それでも、それでも、生きていて、ふと、それでも生きていてふと、ふと美しいなとふと、思うことがあって、そんなに何回ではない。一日に一度ぐらいあって、そのことを書いていくということはとても大切なことだし、うれしいことだし、それが時…

僕には世界が耐えられなかった!

生きることは流れ、愛も流れ…などと言葉も流れ。言葉と音楽。と言葉。と音楽。愛は流れでしょう?と彼女は言った。いい映画。本当にいい映画。とても疲れたけれど。映画をみるということは、いつも孤独な死と向き合うこと。過去の。出ている人はみんなもうし…

無前提に受け入れる公理に、イデオロギーが入っていれば、それは中立な科学ではない。僕が当然だと思っている、人に貧富の差があるべきではない、というのも当然イデオロギーであり、公理にすべきではない。わたしの当然はみんなの当然ではない。出来るだけ…

廃人とかす。

例の、ふわふわとした空中回廊 真似する詩人と真似しない詩人の境は彼彼女の言葉がからめ取る空気の速度、粘度、あるいは強度だと思った。日記は早く読めるようにできている。ある種の詩人は…意味がわからなくてもゆっくり読まれることを主張する、いや、強…

市の方向へ走り出す、君は胡ない、君は粉ない つ掛かる、クリ、返す

愛する誰かのことを、思い出さないように

考えることと感じることは結局少しも変わらない そうあるべきだと思う 未来の他人に迷惑をかけない、という子供ならすぐ共感できることを、大人は理屈で否定して、国債を発行したり、原発を続けようとしたりする。僕が未来の人間なら嫌だと思う。自分はその…

その人が自由に弾けば引くほど、作曲家の心が自由にはばたく、という奇跡的なコンビネーションというのはやはりどうしようもなくあって、フランソワはフォーレの心が弾けるのだと思う。それがもはやフォーレ自身ですらたどり着かなかったに違いない場所であ…

空の向こうに、音だけを通して、見えない世界が広がっていた。ラジオを抱いて、家の外に出て、大文字山で邪魔される細い細い文化放送(笑)の電波を拾っていた頃のことを、遠く思い出した。坂本真綾の青い瞳とか、ふと聴いてしまったから、見ることすらしてい…

音楽のことなど話しても、と思いながら、音楽のことを話すことしか思いつかない。柄にもなく紅白を見ていたのは、やっぱりなんだかんだいってあまちゃんがどうなるかが気になったからで、大友さんちっとも映らないなあ(べつにいいのだけれど)と思いながら…

やはりこの曲の冒頭を聞いた途端に絶望に近いものが来る。これは知らないものだ。フレンドリーな、あくまでもフレンドリーな響きのなかに、一つだけ混ぜられた悪魔という、このあり方は、クラシックのどの時代にも、見なかった何かだ、何なんだ。

アメリカ、という言葉は、やっぱり夢と不思議に溢れていて、、クラシックではないもう一つの、いまここの、わからないわくわくが、 http://www.youtube.com/watch?v=Bv9qIPmMZ0o やはり、この曲の八秒目に鳴る、飛んでもない非和声音が、ちっとも現代音楽臭…

You're Just Too Good To Be True という言葉のuサウンドの多さ、t音の多さ、とくにtは最後一個おきに出てくるし(t-g-t-b-t)、一方u音は、You○'re just too○ good○ to○ be true○ という形で最初から入ってtoo good toで何度も出てきた後に最後にも出てくる…

などと書きながら東京は赤坂夜の十時、天井の高いカフェにはCan't take my eyes off youが流れていて、久しぶりに聞いたのでSeptemberとの違いすら分からない駄目なわたしなのだけれど、しかしこの曲の半音階下降のときめきって言ったら、ああ、これがアメリ…

君がいなくなるまえにぼくは詩集を 作らなくちゃいけない たくさんの君が消えてもう君しか残っていない