circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

憧れと焦がれ以外に僕が言葉にできたことなどあったろうか?無意味だ。自虐的だ。憧れ焦がれるものの成れないものすべてに成ろうとしすぐにその不可能性を前に立ち竦む。僕は僕がこうありたいと言うものがなくまわりのあるいは遠くの「私は私がこうありたい…

あたまのなかのはーどでぃすくが かちかちかちかちかちなっている

目覚めたくもない夜目覚めて。 白い画面を見る眼には涙も出ず。 痛い。 areneさんの文章が最近とても好きだ。 目覚めたくもない夜目覚める。 眠りが浅いくんの攻撃、ダメージ50。 睡眠薬はのまずに、うらやみとあこがれのなかでごろごろしているしかなさそ…

takemitsu, his lumiere

私が武満という人を発見するのは2006年だから10年もたってしまった。実際に日本のふつうのクラシック好き(現代音楽好きではなく)に武満が広がってきたのもようやく今頃のような気がする。私は、彼は21世紀のベクトル、21世紀をてらす光だと思う。無調だが…

わすれてしまった きみのこと すべてなにもかも すべて おもう、 ときどき きみはそこにいる ときどき きみはそこにいない ときどき きみはそこにいる あるいは もう いない (追悼)

9/16深夜 新文芸座ベルイマンオールナイト。 鏡の中にある如く(1961)、冬の光(1963)、沈黙(1963)、ペルソナ(1966) 唯一ペルソナが超絶的にやばかった。あとはまあ、ベルイマン。神を語っているのにぜんぜん神聖な映画にならないのがブレッソンとの違い。聖な…

新文芸座 こんばんて。ペルソナ見れるのって。どうしろというのか。 今日上京するんだけどいきなり徹夜っていうと病院になんていえばいいのか。 9/16 新作「サラバンド」公開記念 世界の映画作家(39) イングマール・ベルイマン〈第二夜〉《神の沈黙》三部作…

鬱のまま、上京できずに。薬のないまま、頭を抱えて電車に乗れずに。山奥に残って、「父であった人」とその奥さんとその奥さんの娘とあたしと4人で「エル・スール」を見る。久しぶりに、大音量で、ワイドスクリーンで。見るたびに、これはこんなにもすごい…

居場所がないと信じているのはわたしだけなのだろうか

memo

抑圧がきたら無責任に忘却することあるいは睡眠薬を飲んでしまうこと あるいは抑圧が膨張しないうちにそれを片付けてしまうこと(可能なら)

しばらく、言葉による表現という場所から僕は逃げたほうがいいと思う。映像より音楽より絵画より、言葉による表出は死に近い。そして小説よりももっと直接/直截な表出である詩が一番恐ろしい。言霊という言葉は安いので使いたくないのだけれど、それに対抗…

西原さんからのとんでもない情報。エリセがついに動き始めているらしい。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10360761&comment_count=0&comm_id=16320 生き延びる理由ができた。そんな受動的な生き方でいいのか分からないけれど。 あたしの天使のひとりが、偶然…

だいすきなひとへ きみはうみだ ちきゅうをつつむ みんなをつつむうみだ わたしをもつつむうみだ きみはおかだ なだらかなやまのようなおかだ きとみずをたくわえたおかだ きみはうつくしいきょくせんだ きみはたいようだ みんなをてらしあかるくするたいよ…

恋でも愛でも友情でもなくものすごく薄い感情としてそこに「すき」があるのは、それが透きであり隙であり鋤であり梳きであり漉きであるからで、日本語学者でもなんでもないわたしですが、これらの中に音声的連関だけではなく意味的な連関もあってそういう言…

あなたがそう思っているかぎり、あなたはあなたのなりたい姿になれるとおもうのです。 それは、社会的地位や業績とは関係ない、あなたのあり方としての姿の美しさについてです。 老いが醜いものだと捉える人は醜く老い、成長してきれいになっていくのだと捉…

白い。希死。なぜ。

ひとり。 音もなく雨が降っている。 眠っている猫をなでる。 夜の明ける薄暗闇のなか。 窓の外の薄野の上の 息絶える前の夜。 ひとり。 おともなくあめがふっている。

9/5 暗い目をして誕生日を迎えました。せめて、家族に顔を見せたくて。山を降りて京都に帰りました。藍色の天使がいまだうっとり歩き回っている鹿ケ谷。 誕生日は祝われるものでなく。すべてのおめでとうをことわって、ベッドの中で。閉じこもりながら、つな…

ダダドゥー、ダダドゥー、ディーダディドゥー、ドゥディディラ