circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

どうしても眠れないのは、

あの街のことを、思い出したこと

石の道、自転車、からんからん、

君の背を追いかけて


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先生のいる街。せんせいの一番美しいアルバム。は、あの思い出の街で録音され、その天国のような響きのなかで、僕は、悩んでいた、それがその頃その街の、しかもおとづれた音楽院で録音されていたことすら、知らなかった。恋人のゆうじんがせいとだということしか知らなかった、彼にもその時はあっていなかった。わたしはあの街でも、としょかんが居場所だった。孤独だった。美しくて、絶望に満ちた街、まだ、絶望は底ではなかった、それでも。


美しいアルバム、天上的な。これを聴いて、救いはあるような気がする。この巡り合わせに。思い出の街とはかんけいなく、ふへんてきに美しく、この最後の四曲には神様がいる。本当に。ニ長調には神様が住んでいる、と、本当に思う。


ごきょくめ、チェロ組のサラバンド。チェロよりも美しい。急にゆっくりと、優雅になる、アルペジオ