circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争のまえに、戦争のあとの光景を覗き見たひとが、目の前の秩序ある世界を離れて、魂だけ荒寥の地をさまよいあるく、一言で言えば霊になる

ぼくがもうきみにあうことがないときづくのにとても長いじかんが必要だった。

あなたがわたしとおなじもんだいをみつめているということ。100年後に生きるわたしがおなじもんだいをくるしむこと。

歌を期待していない、響きの暗鬱とした美しさの中で、切れ切れにやってくる歌のなんという美しさ https://www.youtube.com/watch?v=DVwGrnJGqWc 夜は絶望のはずである、その絶望から向こうの世界への憧れが、2:21からのチェロの20秒の、成功しない上昇…

フランク・ブリッジという人の気高さにこの数週間やられている。 https://m.youtube.com/watch?v=SL6UyCxbSfw セレナーデや弦楽のための組曲のようなうつくしいメロディの曲を戦前に書いて、第一次世界大戦を挟んで和声がどんどん複雑になる。その境目に美し…

子供の頃からクラシック音楽が好きな人ならば誰もが、幼少期に聴き込んだ演奏が一番素晴らしい演奏だと思うのではないかと思うのであって、それは在り方として間違ってはいないのではないかと思う。少なくともそれを血肉として育っているのだったら、彼女/…

蜜のような階段をどこまで登っていく。プラトーには切なさが待っている。