circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

悩みやら悲しみやらを吐き出しながら生きていく方が、悩みやら悲しみやらを感じないで生きていくよりも贅沢な人生のように思うのは苦しみの性なのでしょうか、

生きるのは得意じゃないです苦手です

私は愛を捨てて行く 白雪の舞う如月に

あなたがいいと言ってくれるのはあなただけでした それだけ のこと 何も残らなかった傷から また何か新しいものが 生まれないというただ それだけの こと

ひたすらブランコにむかって駆けていく子供を見ている目が瞬く瞬間両足が静止する浮いて

囁きかける傘の蔭 樹の傍で あなたが発した母音 丘の上まで歩いていく のびていく道 記憶 いそがなきゃ と走りはじめる わたしたちを 月が見ている それを見ている わたしたち 深夜バスの中 葬列が連なる たくさんの あなたの影 樹 母音

星を探すふりして悲しさを探している 言った途端に、固定化するから、 言わないで。浮遊している 森の家で、弾いたピアノのように、 まえにも うしろにも、経絡のない、それ。 響き。意味を失って。