circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

眠さから曖昧へ



押し付けられた植物の鉢を育てている。朝起きたら水をやり、太陽の当たる場所へ動かす。それからぐずぐずして、家を出る前にもう一度鉢を動かす。
別に何かをやりたいわけじゃない。人生は一度しかないけれど、別に何かをやりたいわけじゃない。そもそもそれは、死にたいと思ったことのない人のセリフだと思うよ。
生きること、それは求められること。
生きること、それは迷惑をかけること。
生きること、それは迷惑をかけたのに、愛されること。
なんども言うけれど、それを描いた唯一の映画が、「借りぐらしのアリエッティ」だと思います。
眠いけれど、家を出て、働いてみる真似をする、それが真似だということを知っているし、それがなぜお金をもらえることなのか、わたしにはずっと分からないけれど、
今はとにかくそうやって時間をやり過ごすこと
いろんな人がいて、みんなが「夢」を追いかけるとか、「一度しかない人生」とか言わなきゃいけないとか、そういうことはないんだということを、誰も言わないからわたしは言おうと思う。
死なないで、温かみを求めて、迷惑をかけて、それでも愛されることを通じて、生きのびるしかない、そういう時期があると思うし、そういう人生かもしれない