circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2014-01-30から1日間の記事一覧

18の夏、ダッカ、カレーばかり。ゼミの活動は小さく新聞に乗った。大使の人が迎え、バングラは貧しいけれど心は一番豊かなんだという調査があります。少女はとても美しく泥の中を細く歩いていた。ホテルの前の警備員は金持ちだけを通す。この世から離れたホ…

暗やみさらに続く。院でも見えず。他の専攻の授業を受けることでなんとか光を探した。作曲家の先生のところに相談をしに行き、先生は指揮したビデオを見せてくれ、それは響かなかった、とても申し訳なかった。何度か研究室へ行った。君のような人間が多い。…

僕と先生は講堂前の草地を抜けて歩きながら、二人で話した。先生は人工知能やら制御やらをされていたのだと思う。電車に乗っても論文を読みます、と先生は敬語で言ったと思う。一日に最低一本を読む、研究は進んでいく、世界について行かなくてはならない。…

兄弟はあまりにも近かった。踏水会に泣きながら通わされたあと、車で通る裏の景色にいつか音連れる医学部はあった。そこは未来ではなく常に過去で、私は夢や未来を家のまわり一、二キロで終えたくなかったのだと思う。朝一人で、五時や六時にランニングする…

21のあのとき、二回も本郷の交換留学説明会に出て、事務局の人にも顔を覚えてもらって、アメリカに行きたい、カリフォルニアへ、と思ったのに、やっぱり僕なんて、と踏みとどまったのは、あの一ミリの勇気のなさは何だったのだろうか、やりたかったことは多…

こういう研究生活をアメリカでやりたかったのに、環境は整っていたのに、どこで間違ったんだろう。朝からずっとそういう負け犬なことばかり考えた。22の時から時間が止まっている。悔しい、となぜか思う。 ttp://www.waseda.jp/prj-GCOE-PracChem/jpn/newsle…