circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

ひかりがみえる。きっとそこは暗い。ひかりをみているきみのまわりはきっと暗い。ほんとうはきっとそこにはひかりはない。だけどきみにはひかりが見えているといって踊る。それならきっとそれはほんとうのひかりだ。それはひかりだきっと、それがきみに見えるなら。夜の深みに潜っているからこそ、遠くに見える光へ向かってちからづよくサンバを踊ることもできる。


一人だけの、トンネルの中でのめちゃくちゃな明るさ。涙を禁じ得ない。
https://www.youtube.com/watch?v=vqXp2mCbfDs
11:44の頂点で叩かれるソの音にとなりのファが混じってしまっていることの正しさ。ひかりへの叫びが綺麗なわけがなくて。


底へ沈んでいるところから、そろそろ、とまわりをうかがうように一人で踊り始めるサンバ(7:10)が、美しくて、美しくて。


極め付きに、この曲の題名が「道化師」というのだから、泣くしかないじゃないか。