circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

いいはなしすぎる
http://www.shalala.co.jp/gismonti/inter01.html

その時に、ジョビンが私にした質問が、私の人生を変えたと今でも思っています。ジョビンは私に「何でウィーンに行くの?勉強?遊び?」聞きました。私は、もちろん勉強はするつもりだけど「遊びに行こうかな」位に考えていたんです。
そしたら、ジョビンは「だったら行かないほうが良い。君は自分の音楽をやっていれば、そのうちウィーンなんかいくらでも行けるようになるんだから」。と言いました。

たけみつに興味を惹かれると自然と南米に気が向いてぴあそらとじるべるととじょびんとGを通り過ぎる、そしてさいごにB姉妹につきあたる、という興味の持ち方は、なんだかひとつのRailみたいで恥ずかしい気もすこししつつ、NBというひとはほんとうに、すごいひとだったんだろうな、と、思う。1枚だけきいた演奏からはよくわからなかったのだけれど。妹の作曲の魅力もわたしにはまだわからないのだけれど。

H : パリから帰国して、インディオと生活をともにしたと日本ではよく語られていますが、具体的に、どれ位、どんな人と暮らし、どんな体験だったでしょうか?

G : 質問が15年前くらいに書かれた自叙伝に沿っていますね(笑)。
あれは大きな本なので、お答えもまとめなくちゃなりません。
シングー(アマゾンの先住民の居住地)に行ったのは、パリから帰って7、8年後でした。
ブーランジェの質問にも関連しますが、彼女は80歳を超えていたのに非常に美しい人でした。
知性・知恵が美しいのです。西洋的に人に認めさせようとするのではなく、オリエンタルな感じのする、何といって良いか分からないが・・・。限りなく善良な人でした。80歳にもなってから、ある日、突然現れた南米人に対して、色んなことを教えてくれたんです。その頃もう生徒は取っていなかったのですが、この子には教えてやらなきゃと、いろいろ教えてくれたんですね。
彼女が一番最後に言った一言が、自分をアマゾンに向けさせました。
「もう、ここには、あなたは勉強することは残っていません。だから国に帰ったらブラジルを発見しなさい」と。
それが、頭に非常に残っていて、ブラジルを発見しようと思ったのですが、今でもずっと発見し続けていて、そういった意味でアマゾンは人生の一部のような感じです。今でもしょっちゅう行くし、友達もたくさんいますから。

「美しい」ということばがとてもすごいいいなとおもうし、クラシック教育システムのど真ん中にいたひとが、PやGをあるべき道へ導いたというだけで、とても信じられないことのように思う。「もうひとりのラヴェルをつくってもしかたない」というラヴェルガーシュインへのことばとかすこし思い出すのだけれど、フランスというくにに、外へ開かれる知性がああやってあること、パリ万博でDとRが同時に衝撃を受けていることを、やっぱりどうしても考える。数十年後、バリでTはそのことをやっぱり考えただろうし、「外の音楽資源」に興味を向けた彼らとまた感じるどうしてもの異和感、齟齬感(「これはアジアのもので、わたしの中にも見つけられるなにか」というような、おそらく)が彼をやはりあるべき道へ進めたのかと思う、文化というものはきっとそういうものではないか、外への知的関心(感性も)と、それにたいする敵対ではない異和感なのではないか、など。日本政府がTにアメリカではなくフランスを提案していたらどうなっていただろう、とぼんやり思わないではないが、NBはTに何を言っただろうかと思わないではない。そうならなかったけれど、やはり彼は日本の音楽へ向き直していく。NBの生徒はたくさんいるから、たとえばLBがTに11の階梯を委嘱した時にNBのPやGへの助言のなかにあった魂がLBからTへ流れるような会話があったのではないかという邪推をして楽しんだりはするのだけれど。サドさんの有名な本を読んで、LBがその種のひとだということは感じるけれど、それがNBと同種のものだったかどうかはわからない。


これだけ妄想を広げておいて、ぼくがいまのところいちばんすきなGの音源はこれなのだからなあ
https://www.youtube.com/watch?v=91LZeCiWUaA
この半音階上行の夢夢感。ディズニーランドのためにじすもんがこの方向でいろいろつくってくれたら、ほんとうに夢の国だろうなあ、とたいしてディズニー好きでないぼくが思うぐらいに。
ほんとうにかわいいなあ
https://www.youtube.com/watch?v=v2jZDxoHCqs



器楽を聞いていて「萌える」とおもうのはじすもんのシンセか、カプースチンの古いスタイルの組曲かぐらいで、もっと萌えたいのだけれど
https://www.youtube.com/watch?v=3Ybg0jepQpU
10:04-
前も書いたけれど、萌えがすごい。とくに10:54、別の舞曲へ移る瞬間、いつも走り出したくなってしまう。とくに演奏は好きではないけれどこの動画https://www.youtube.com/watch?v=mA2BVWUXcqw の12:14に「bourrée ii」が出るのを見た瞬間に、昨日書いた文字の強度、向井秀徳のPVの文字や、ゴダールの美しいフォントが映像と(無-)関係に入ってくるあの暴力的な美しさをおもって興奮してしまう。萌えの極み。



寝られぬ夜に、というか、だからこそ寝られなかったのだろう、
げんふぉのチャットに入り浸って夜に、YouTubeとかめくりながら、たくさん音楽の話をしたのはつい昨日のことのようで、実はそうでもなくて、たぶん、みんなそれぞれの闇と病みをいま思えば持ちながら、それでも楽しく過ごしていた、記憶のなかで、
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm1984675
ジスモンチのこれをみんなで見ていた記憶あって、何を話したのか全く覚えていないけど、でも4:30からの楽想がカプっぽい、そして好き、といった気がして、レヴェリーですね、いま思えば。https://m.youtube.com/watch?v=116QHk9jNGI
2:07-