circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

中学三年


[作文]題名「私の夏休み」
{まとめかたのポイント}
今年の夏休みの生活はどうであったか、単に心に残ったことや、感想を書くのでなく、三年生の夏休みとしてどうであったかの反省をまとめる。

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夏休みなど全くおもしろくなかった。遊びなどどこへも行かなかったし、テレビなど1秒も見なかった。睡眠6時間。ひたすら学習。もう1日10時間以上。しかし最後の2日間は宿題に勉強の時間をつぶされてしまったかが。こんな夏休みだから、書くほうもおもしろくないし、読むほうもおもしろくないだろう。これを読んで、「いとをかし」などと言う人間はそのうち豚に食われるであろう。
しかし客観的に(傍点)この夏休みを見たとき、そうさらさら悪い夏休みでもなかった。いや、「三年生の夏休み」だけ(傍点)を観点においたとき、この夏休みは完璧なものだったのではあるまいか。宿題こそ終わらなかったが、それは今は関係ないことだ。勉強面では血をしぼるようにがんばったし、また人間的な成長もさらさらなかったともいえないだろうけど、こんな事は自分で言うものではないので、ここでは書かない。ただ、ぼくは今日15歳になった。14歳の時代は夏休みとともに過ぎ去った。14という一つの大きな区切りの最後にふさわしい夏休みだった。他人がどういおうとこれはぼくが断言できる事であり、また事実なのだから。
そしてこの勉強を受験まで続けていく。

(注:なんという文体なのだろう。なにに腹を立てているのか。あまり読者のことを考えていないみたいな感じがする。むしろ、読者であるところの担任を嫌っている様子がありありと見受けられる。)