circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

無現の傘

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たくさんのことを語ろうとすればするほど、言いたいことなんて何もないことにきづく

 

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きみの口ぶりを
きみのいなくなるまえに


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おおくを言わないあいだに 沈黙がぼくらの言いたいことをつなぎ
おおくを言わないうちに ぼくらは同じことを感じていたろうか


ぼくの愛してると
きみの愛してるは
どれぐらい同じだろうか

 

すべてを言わないままにきみは去り
きみが投げた空気のかたまりだけが残っている
受け取った空気のかたまりはきみなのか

 

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ぼくがみていたのはきみだったのか
きみはだれなのか

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第三楽章は、表情に富み、やさしく、高貴な情感を湛えたパッサカリアである。これらの形容詞のうちのどの言葉も、この曲の美しさや神秘的な詩趣を言い表しえているとは言いがたい。ピアノに始まり、チェロ、ヴァイオリンによって順次に示される冒頭主題は、おそらくラヴェルが書いた最も美しい主題である。

引用元不明

 

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物語は寝ている。
百年後に少年に起こされるのを待っている。

 

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湯煙のようだ世界