circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

きみ、ということばを投げかけてぼうっとする。アプリオリにきみとぼくがおなじものであったなら。きみとぼくのあいだにある境界をとりはらって、溶けることばかり、考えた。何も言わなくてもさみしさがなければいいのに、無条件の共感があるにちがいない、とばかり考えていた。