<わたしには見えないけれど、わたしには見える。だからわたしには大切な思い出になる>
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頭上、鳩通過
空への残像
刹那
微笑の天気図
(竹上泉へ)
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深海魚はプロ野球選手になる夢をみる。
(あの角へボールを当てることが出来るなら。)
螺旋階段に行き着く。そこは見たことのない小さな、別の世界。ドアを開ければ死んだ人が、胡坐をかいている。神は今いない、と言う。じゃ、また。
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自転車置き場で携帯を拾った
開いたらメモ帳に詩があった
警察に届けた
名前は書かなかったし
言葉を重ねたことも言わなかった
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真実はいつも小さな声で話されている
隣の一番大切な人にささやくように
わたしが書くものはみんな大げさに身ぶっていて手ぶっていて、このまま恥ずかしげも無く大切な人にささやきかけることが出来ないように思われる。しんに迫ったことがらは形を超えて声だけが届くだろうと思う。
ほんとうの声が聴きたい
私の中にあなたの、作らない、
本当の声が響け