circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

わたしなんかの感性だけじゃ、届かない場所が、ある。感性は孤立すると、内側へ掘っていき、そこにはもう何もないというのに、見つからない、見つからない、となげき、さけぶ。わたしを見て、というほどに、内容のないわたしが、掘りすぎた後に残った。言うべきことがないのに、言いたい気持ちばかりが募り、ほんとうにたましいが言いたいわけではないことまで、言った。いまのわたしはたましいがいとしい。大切なものを大切にしてくれるひとたちと、繋がっていたい。それは死んでたっていいから。

 

空っぽなわたしを集めて、ひとつの集、を編んだあと、わたしはもうわたしのなかに、言うべきことを持っていない。きっとわたしは、わたしよりも大きなものや、わたしの知らなかったすこしだけ外側の世界と、繋がるべき、行動すべき段階にいるのではないだろうか。