circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

論理は数式でまっすぐ書かれ、僕が見つけなくても50年後に誰かがそれを見つけるだろう、50年前に誰かが見つけていただろう。僕が生まれなければ生まれなかったものではないだろう。僕は僕が生まれなければ生まれなかったものを残したかった。それは一つには…

悲しみがどこから来るのかについて。

しん、として電話の向こうからは声がしない。ねえ、いるの、と話しかける。幼子イエスの一つめの眼差しが聞こえてくる。

デュラス、モデラート・カンタービレを長くかかって読んでいた、半年以上、 今日読了、さらに再読を一日で終え、何を言っているのか、誰が何でどうなっているのかわからない己の洞察力よ。面白くなかった、で終わってしまうダメさ。 少年がピアノを弾くのを…

たけみつがハーモニーの人だったとき、彼の「岩波文化人的」平和論、奇しくも最近村上さんがよく使う卵の比喩、などが、人は社会の中で個個としてありつつも調和する、というときの、調和と、同じことばと意味においてではないか、と思い当たってしまうのは…

友達とその恋人は寝ている。眠れないで隣の部屋にわたしはいるのか、彼女がいるのか分からない。どちらが先にせよ、わたしはたぶん彼女と二人きりで話したかったんだとおもう。その気持ちで眠れない。のだろう。わたしが先に隣へいって、待っていたにせよ、…

KorngoldのSextet mvt2の、あの和音がなぜにあんなに美しいのかについて、やはりわかる必要があるようにおもう。それはどうしても。 音源が手元にないまま、G durかD durで降りて来る旋律、Dでの終止か半終止、そしてここで転調なのか、もう音名が、というよ…

メシアンは、我らの時代の作曲家だ。 メシアンを聴くと、それが、冷たい鍵盤の上に置かれる温かい指先によって鳴らされているのではなく、 誰もいない部屋で、あたかも楽器自身が調律をしているかのように、自分自身で音を鳴らしているかのように思われる ソ…

武満が長い歌を歌えない人だったかどうか知らない。でもわたしはそう思っている。彼の書くメロディはいつも断片で、あのうつくしい波の盆も歌は途中で終わってしまう。三月のうただって、とても短い一つのメロディととても短いもう一つのメロディがサンドイ…

Takemitsu 手づくり諺 http://nicosound.anyap.info/sound/sm7249669 Scriabin prelude 48-2 http://www.youtube.com/watch?v=kFeaf4r2Gn0 Martin Quatre pi�ces br�ves よりAir http://www.youtube.com/watch?v=YELedd7ZsJo Korngold Piano Sonata No 2 mov…

しあわせ、ということを考えた時に、わたしは、ここに転載したローザンヌ工科大学での会話のことと、ドイツで見たアウディの工場のことを考える。モントルーで一つの天国を見た話、そうじの人たちが美しく見えた話はしたよね。アウディの話だ。いま、池袋の…

しばらくはメシアンを聞くことになりそう。メシアンが和声学の人であり鳥の人であり、ケージが和声学を最初から苦手でありキノコの人であり、ケージがポモから持ち上げられた人である、 わたしはたぶんポモを理解できない人なんだろう、つみあげる、蓄積する…

夢のことを書いてはならない。 それがいかに珍しくえげつないものだったとして にもかかわらず美しいものだったとしても そうであるがゆえに

あちらの世界へ飛んだときに できるだけ多くのことを書いておこう わたし、わたしは拡がりたい。 わたしは、 ルールに乗って、あなたはあなたのルールに乗って、 ゲームして、性交する。ルールにうまく乗った人が、勝者です。 性交したいか、と、 問われれば…

Dieu parmi nousをここ数日ずっと聞いていて、メシアンがこれを書いたのは27歳。恥ずかしげもなく、惜しみなく、光のような和音を書きまくっているのは、わたしはそれが大好きなのだけど、でも若さなのではないか?わたしが好きなメシアンは若いメシアンでは…

もっとジーユーな私になった感想は、いかがですか

何をいまさらシュワルツネッガーみたいなこと言ってるのだ。 全部行きたい。

メシアンパー(ハ)リュイメーム買ったったー http://www.amazon.co.jp/Messiaen-Organ-Works-O/dp/B000002SBX

メシアンプレイズメシアンというのがあったか!盲点だった。 http://www.youtube.com/watch?v=YLicbgxa11U 音源を捜そう。

「主の降誕」の何番目かの曲を、たしかに繰り返し聞きながら1Q84を読んだのだけれど、あのとき、「世界の終わり」も聞いていたし、トゥーランガリアも聞いていたので、世界観がそれらのどれかととてもリンクしていて、しかしなんであのとき、僕は寝続けてい…

米寿の会。電話。再び夜行バス。体力心配。