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憧れと焦がれ以外に僕が言葉にできたことなどあったろうか？無意味だ。自虐的だ。憧れ焦がれるものの成れないものすべてに成ろうとしすぐにその不可能性を前に立ち竦む。僕は僕がこうありたいと言うものがなくまわりのあるいは遠くの「私は私がこうありたい」という姿勢で生きている憧れ焦がれる人のまねをしようとしてすぐに立ち竦む。僕は僕である限り永遠に醜い。そうつぶやく声が今後いかに成功を積み上げていっても背後から聞こえ続けるだろう。僕は僕である限り永遠に醜い。変身しようとしても無駄だ。僕は僕である限り永遠に醜いという認識を強く持ったら最後その概念は可塑性のなかに強く記憶され記録される。僕は僕である限り永遠に醜い。理由は？知らない。そう考えてしまったから、そう考え続けてしまったから。手遅れ。自分、自分、自分を掘り下げ続ける時期がなぜあんななときに来てしまったか。過去は振り返るまい。OK僕は僕である限り永遠に醜いその概念から僕は一生逃れられない。で自殺するのか。その概念と共生しそのうち概念が潜在意識へ沈んで行き浮き上がらなくなるのを待てばよいのではないか。基調として僕はいつまでも自己嫌悪の色であるかもしれないが、それは基調色に過ぎないし、黒をまったく使わない絵が黒しか感じさせないことさえある。色のある黒という言い方を誰かがしていた。オディロン・ルドンのパステル画に対する評。彼の「変身」について。あっけない変身について。なぜ悪魔を黒く描いていた人間が突如花と女と神話を描くようになるものか。内側への視線、見えないものを見るという基調の姿勢だけは崩さずに。OK僕は僕である限り永遠に醜い。ではその基調をもとに何ができるか。たとえばその基調認識のもとでさえ自殺せずに生き延びること。それは一つの奇跡だ。誰にとっての？僕一人にとっての。OKかまわない。僕の知性のループは不可能の底へ落ちて行く。長年の蓄積。可塑性。僕の感性は逆に空を飛びたがる。とんでもなく高いところへ。知性のループはネガティブに下っていき、僕はそのらせん滑り台を滑り落ちながら死に向かっていくが、その手にはつねに伸びようとして伸びないしかし向きは必ず上を向いた感性ベクトルを握っている。それしかない。それしかない？たとえば知性を幽体離脱させることは？醜い存在である僕がしかしいかにそれでもすこしは僕のまわりの社会を幸せにし僕自身を幸せにできるかと言うことをまったく外側からアドバイスすることはできないか。神の視点で。親の視点で。遅すぎた育成ゲームのように。ネガティブ・ワーズ。

夜の思考は空虚だ。

こういうときに限ってウィンドウズは凍らない。

上へむく新しい知性の螺旋をゼロから作り始めるしかない。下への螺旋は残り続けて廃墟になればいい。

希望が前頭葉から沸いてくるのだとして、絶望はどこから沸いてくるのだろう。希望が沸いてこない状態を絶望と呼ぶのであれば、希望が現れればそれで絶望は途絶えるのか。

かんせーい。かんせーい。かんせーい。頭がつぶやきはじめる。（完成、歓声、）（慣性、陥穽…）僕の質量は落ち続ける。僕の質量は大きい。慣性は大きく、それに加速度を与えるときの外力や加えるべき力学的エネルギーは非常に大きい。慣性／質量を減らすことは？ダイエットは？―＞ロボトミー。NO．―＞思考を停止し作業療法にいそしむこと。MAYBE. 思惟をストップし、経験記憶を積み重ねること。思惟のストップ。DO NOT TRY TO CONTROL THE UNCONTROLABLE. 情動と記憶。壁を塗り重ねていくこと。ルオー。

にんげんはひとのあいだとかきます。ひとがもうひとりいないとわたしはにんげんになれないのです。どうぶつとしてのひとであるにすぎません。にんげんはしゃかいてきどうぶつである、とありすとてれすはいっています。醜い僕がどうやって醜くなく美しく僕が憧れ焦がれる人たちとそれでも関係性と呼ばれるようなものを作っていけるのでしょうか。僕はどこまでも哂われているのではないか、サティスティックに蔑まれているのではないか、安心する比較対象として。そんな声が内側から聞こえます。僕は内側を掃除すべきなのでしょうか。たぶんそっちではないと思われます。僕の身体は何もできないのです。脳という身体も含め、現在地点がずっと動かないでいます。常に一瞬に一つの答えしか出さないさいころのような感性に身を任せて身体を動かし続けるべきだ。

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