circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

フランク・ブリッジという人の気高さにこの数週間やられている。
https://m.youtube.com/watch?v=SL6UyCxbSfw
セレナーデや弦楽のための組曲のようなうつくしいメロディの曲を戦前に書いて、第一次世界大戦を挟んで和声がどんどん複雑になる。その境目に美しいチェロソナタがある。そして、あの左手のためのインプロビゼーション、特に一曲目の海のような尊い歌。そこからさらに進んで、恐ろしい「柳」。
たけみつが歌を歌う前に無調を強いられる時代にいたのと対照的だけれど、この二人はとても似た歌を歌う。