circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

歌を期待していない、響きの暗鬱とした美しさの中で、切れ切れにやってくる歌のなんという美しさ
https://www.youtube.com/watch?v=DVwGrnJGqWc
夜は絶望のはずである、その絶望から向こうの世界への憧れが、2:21からのチェロの20秒の、成功しない上昇に現れていて、これは一体なんだと言うのだろう。
ほぼクリシェのように現れる4:00からの長調短調の同じ旋律の繰り返しは、繰り返すかと思われると、繰り返されないで終わってしまい、頭の中にもし繰り返してその最後が下降していたら、という夢をわたしに抱かせながら、すんなりと消え去ってしまう