circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

Chopin, Op.25の11と12曲目はなぜ、たてつづけに同じ、おもたい言葉を繰り返し叫ぶのか、ずっと考えてきたような気がする。わたしにはときどき、情熱が激し過ぎて受けとめられないことがある。木枯しを弾いてからあのひとはいった。私はあのひとがかるがるとあの難しい音楽を弾く、その手の動きをみて妬いた。わたしなら、受けとめられる。(きっと。)わたしはそれを口に出して言わなかったが、あのひとが私がそう思っているだろうと思っているだろうことは、わかった。