circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

やりたいことがないことが そんなに悪いことやろか
焦りながら暇人

笹野さんがhimajinでそう歌っていて、それはたぶん、京都で鬱になるというその後僕自身に起きた現象を、先取りするように、鴨川の長すぎる、広すぎる、閉じられた世界のなかにあって、へいへいへいへい閉塞感、のなかであって、ときどき、himajinのアルバムの中の、撃つながら山を一人で散歩して山猫軒というレストランを見つけるという、曲の合間の長い朗読を思い出して、ポエトリーリーディングという嫌いな言葉について、しかし、この朗読がその一番良い例のように思う。


やりたいことがないけど、べつにやりたいひとを引き摺り下ろしたいわけがないし、勝手にやればとおもうけど、やりたいことがないひとが、生きられない世の中に、やりたいひとが気がつかない間にしている。それが、本当にいやだ。