circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2009-12-10から1日間の記事一覧

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ミヒャエル・エンデが死んだ。 「はてしない物語」で語られる「永遠」の概念を忘れることができない。 最後の童話作家、と呼びたい。葬式が国民葬ならいいのに。 * われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか

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かしこい人間(決して「成績がよい」ではない! やさしくて平和をいつも考える人)と ばかな人間(喧嘩しか考えない)との住む国を分ければ、それが一番上手くいくのに。 ばかな人間の国では殺戮が繰り返され、そのうち彼らも平和こそ、と気付くだろう。 そ…

24

ラヴェルばっかり聞いていたら 自分の気が狂ったかと 思うこともある。 ビートルズばっかり聞いていたら 自分が今 孤独であることが身にしみてわかる。 <淋しさからくるわらい>の何たる美しさ。深さ。なつかしさ。せつなさ。 …そしておもしろさ。 淋しさの…

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…となりの墓地から。 鐘の声。 ふと お迎えが来たかと思う。

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霧の挽歌 失われた夢を追ってどうするんだ? まちがった夢を。 ファシズムは恋に似ている。 「目をさまさなければ……」 人類最後の大戦の朝露。 * 人類や地球や宇宙は始めは霧だった。その一分子一分子があつまってそれらになった。しかしそれらもまた、元の…

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能登の夜。 雪がしんしんと夜は寒く暗い。 自分のみにくさを責めちゃいけないよ。 人間だれだってみにくいんだから。 利他と排他。利他になろう。 外は暗く寒く雪がしんしんと降ります。 「ああ沈む。血の日輪がふるえながら。行行子の挽歌のなかで。」

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エターナル・グリーン。 「各人が各人を敵に争う戦争状態こそ人間の自然状態である 国家は平和維持のために(絶対主権)をもって君臨する」(ホッブズ) しかし国家も戦争などして、これすなわちでかい人間なのである。 人間の残虐性。 無意識界に潜んでいます…

16

「この小さな牧歌的な物語が今日、ぼくたちに何か、失なわれた遠い夢のようなお話に感ぜられる‥‥ ‥‥‥失なわれた遠い夢? あ? 戻りたいんだ。 やっと僕が現代の(それ)を否定するわけが分かった。 ね。そうでしょう? 「でも、ぼくらはもうダフニスやクロエの…

'95 8/15

コケティッシュなものへの恐怖と…… 僕らがダフニスとクロエーに戻れないこと。 本当は自然であるべき事が宗教と文明と文化に汚されてしまったこと。 おおらかに、一点の染みもないギリシアの青空のように済みきった眼で。 自然の喜びと人工の恐怖。 Erosはそ…

14才思索ノート