エターナル・グリーン。
「各人が各人を敵に争う戦争状態こそ人間の自然状態である
国家は平和維持のために(絶対主権)をもって君臨する」(ホッブズ)
しかし国家も戦争などして、これすなわちでかい人間なのである。
人間の残虐性。
無意識界に潜んでいます。
ああ、エターナル・グリーン。
*
写真の自分を見るのは怖い。
このブ男。このかっこつけえ。この宇宙生物。
成程。分かってきた。自分の無粋が。
どうだい。すっきりしたかい。
*
四年。人は変わる。己さえも。
やっぱり僕は集団というものに鳥肌が立つ。
好きじゃないと言いながら孤独が似合う。
合宿一日前。やたらバタバタ。
予習してない。先生に怒られるかもしれない。
まずい。
地球崩壊の前日に
四年前の「昔」を
しみじみ想い出す
十四才の少年。
「自然の中に育ち、自然のままに成長した二人は、所謂、われわれが恋と名付けるものをだれからも教えられませんでした。
なぜ心が苦しいのかが理解できない。自然児である二人は恋というものの存在も耳にしたことはなく、その名も知らないからなのでしょう。」
本当の心のくるしみをいやしてくれるものは・・・
僕たちは大人が純潔だった子供時代に戻ることができないように
ダフニスとクロエの時代に戻ることはできない。