circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

でも、投げ瓶は星の光線のたけひごに庇護されて進み、あなたにちがうかたちで届いているような気がわたしはしています。こんなにわたしがいまだにあなたのことをわすれられないということは、なにかのかたちであなたに落ちているにちがいないのです。

わたしは、愛されるという行為によってではなく、すべての存在に透過して遍在する確率変数としての微笑みのような、行為ではない、無根拠の理屈で、愛されているし愛されていたいと思う。それをかみさまとよばせてください。

星の光は注がれる。安らかに寝ている、温かな繭に包まれた、星の息子たちの微笑みの上に。ゆっくりとした鼓動が、光の律動が、透過する遍在の愛が、遠い宇宙から、あるいはかいばおけの真上から、バスケットボールと同じいろとかたちの月から、なみなみと注がれる。