circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

行為を遡行し遡行し遡行し遡行して起点を見い出すとき
 
一度きりの叫びを反芻して反芻して反芻して一人で高まっていくとき
 
 +
 
あなたになろうとしてわたしは努力した けれどもわたしはあなたにはなれなかった あなたの言葉と行為の真似をしつづけたのにそれはいつも贋物だった わたしは自分の中で話してから行動した たぶんあなたならこうするだろうと しかしあなたは自分の中で話さない 突然言葉にする それは話すとか書くという行為ではなくたぶん あなたにとって別の行為の代替だったのだろう わたしはそれが何なのかわからないために あなたになりきることは不可能だと悟る あなたの真似をしても意味がないと悟る それよりもあなたの根っこに何があるかを知りたい ただ知りたい 
 
好奇心が人にしか向かないようになってきた 魅力的だと思う人にしか向かない 魅力的という言葉の定義が分からない あたしミーハーだからみんなが好きな人が好きなだけかもしれない みんながあなたのことを嫌うとあたしはあなたのことを嫌うかもしれないよ?
 
 
 +

 
すきと言うことがこんなに周りに影響されるあたし、饒舌なあたし、に比べてあなたはなんて静かなんだろう、あなたの根っこからあなたの言語や行為がでるというその出力の陰関数が、それこそがあたしの興味だ、好奇心だ、それが分かってどうなるのか知らないけれど、たぶんそれはあたしにとっての魅力というものの意味をあたしに教えるだろう ほかの人にはどうかはしらない、けど、
 
 
 +
 
 
いろんな場所にあなたを置きたい 置いて、ただ見ていたい あなたと場所がどんな相互作用を及ぼしあうのかを見てみたい そしてあたしはただ傘を差して立っている人みたいに透明になりたい、です。