circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

人は貧しく、水道の乏しい音にも眼をさます・・・そんな頃に私たちは出会った。焼け跡の向こうから、その人はやって来たように思われた。音の乏しいときに、音を求めて歩く少年。そのシルエットのような最初の存在から、間もなく私は生まれる作曲家という人の存在をはじめて身近に知った。
(瀧口)