circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

そこは夏なのにあなたの周りだけが秋だった。考える。上唇のその上に薄いひげのように汗を湿らせたあなたのことを。あなたと秋と夏の境界が見極められなかった。あなたの前に目を開いていることすら私には罪深く思われた。