circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

2013-09-12から1日間の記事一覧

人は貧しく、水道の乏しい音にも眼をさます・・・そんな頃に私たちは出会った。焼け跡の向こうから、その人はやって来たように思われた。音の乏しいときに、音を求めて歩く少年。そのシルエットのような最初の存在から、間もなく私は生まれる作曲家という人…

時間がふと止まって、 あのひとはゆめのようなひとだな という思念だけが、ぼう、と私の全てを包むということがあり、でも、それは恋ではないということについて、どういうふうに人に説明すればいいのか、ずっとわからない。それが恋であったことは一度しか…

何ができるわけでもなく、覚えていることだけしかできないから、一緒にみた映画のことや、そのあと話したことを覚えていよう。