circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

性格の暗い長男と三男が着実に巣立っていく中で、いちばん明るく生き生きしていたニ男がどうして今鬱病になってしまったのかと思うことがあった。ニ男がいちばんわたしににている。まわりのために明るく振舞おうと努力している。三人いて、いつもいちばん気を遣っているのはニ男だった。わたしがヒステリックに彼に怒ったり、元夫が彼に暴力を振るったりするときに、いつも怯えて、影で泣いていた。一方、三男は私が怒ったときに、三男も怒ってフォークを私に投げつけてきたことがある。フォークは私の太ももに刺さり、簡単な手術を病院で受けなければならなかった。長男は、元夫がいちばん荒れていた時、不条理な暴力を私や長男に与えるとき、私を守り、言葉と暴力で対抗した。長男は、結局世の中は(暴力の)強いものが勝ち残るのだと言う思想を持って生きてしまった。三男は反抗期には父がおらず、わたしが甘やかして育ったので、家族の中でもおとなしくしていて、時にわがままを言った。二男はそのとき中学二年で、学校で虐められたストレスで十二指腸潰瘍をつくり、拒食症のように痩せていて、おそらく私たちの離婚計画には気付いていなかった。