circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

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それからわたしは寝た。息子が横たわって死んでいる夢を見た。すぐに目覚めて一階へ降りてみると、息子はこたつの部屋で倒れていた。午前5時だった。肩を触ると冷たかった。死んだのかと思った。パソコンが二台動いていた。CDがばら撒かれていた。ガスストーブがつけっぱなしだった。揺り動かすと息子は目覚めた。わたしはガス代がかかるからガスをつけたままこたつの部屋で寝るのは辞めなさい!上で寝なさい!とヒステリックに叫んだ。息子は不服そうに、だまってパソコン二台の電源を消し、黙って二階へと上がっていった。わたしも二階の私の部屋へ戻ってもう一度寝た。するとまた息子が死ぬ夢だった。わたしは息子の部屋へ行って、寝ている息子の寝顔を見て泣いた。