circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

シャンタル・アケルマン/ゴールデン・エイティーズ

「東から」の落差。ミュージカルと知らずミュージカルだったので驚いた。正直音楽はよくない。しかし泣いてしまった。報われないもの同士が抱き合って慰め合ってそれでも生きてくんだということを、異様に力強い台詞回しでデルフィーヌ・セイリグが言う。この結果に導いていったのがほぼセイリグであるにも関わらず。流されられる方のもう一人の主人公マド(リオという歌手が演じるのにリドは歌っていなかったのではないか?)はやたらと可愛くなぜ可愛い子がモテない結果になる映画を見ているのかよくわからないが、だから良いと言うのがあった。