circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

昔、世界の果てで


  しろいけいこうとうのしたで
  あなたのはだはとてもすきとおってきれいだった
  あなたのはだのふくらみやくびれをがいねんでなぞりながら
  わたしはしずかにしゃせいをした
  でんきゅうのしずかないろのひかりのしたで
  あなたのよこがおはやすらかで
  わたしははなしたり
  はなさなかったりした
  はなしてもはなさなくても
  とてもやすらかだった
  あなたのへやはどこもしろくて
  あなたのふくのようになじんでいた
  ラウル・デュフィのえのように
  うつくしいものがよはくにうかんでいた
  よるにしかはしらないかもつれっしゃの
  しずかなおと
  がたん ごとん がたん ごとん_
  そこがせかいのおわりだった
  しあわせなせかいのおわりだった



不定日誌 2007年2月