circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

要するにさびしくってばたばたして夜は眠れなくて
さびしくってとなりにだれかいてほしい
ねむくなる呪文をとなえつづけていてほしい
宇宙まで連れて行ってほしい
 
 
 
会いたい人にはどうしても会えない
それにしても会いたい人はどうしてこんなに女の子ばっかりなんだろう
あたしはとことんオブジェクト指向なのかな
理想の女の子クラスというのがあって、
かってにそのインスタンスをあたしの頭の中でつくって
それに現実の女の子を無理やり当てはめて
あの子たちのB面をみてないんじゃないかな
A面ばっかりみているんじゃないかな
A面はたしかにそのクラスを継承しているけれど
B面はとことんその理想の女の子クラスには属さないどろどろがあって
あたしはほんとうはそのどろどろをみたいのだけれど
女の子たちは戦略家だからそれを見せようとは決してしない
戦略家だからという理由はおかしいのかな
ただ本能的に隠しているのかな
 
 
 
わたしは美しいというあたしのなかのクラスを
いろんなものに当てはめてはよろこんでいる
そらが美しい 音楽が美しい 夜は美しい
女の子は美しい 世界は美しい
そしてあたしは醜い
 
 
 
ねむけはいつまでもこない。
ねむけを待ちながら。