こつっこつっこつっこつっts-ts-ts-ts-ts
ひゅーんこつっこつっhy−−−−
ごはんがたける音。一日中朝だったらいいのに。あたしの広い窓からうすみどり色のひかりが降ってきて、あたしはめをさます。hy−−−−。ごはんが炊きおわった。ゆめからまだ覚めないであたしはごろごろする。パジャマのはだざわりがすき。はだとパジャマがすべりあうのがすき。ベッドの上をごろごろして、パジャマの感触をあじわう。ゆめはたぶん、いろんなひとがでてきたゆめ。だけどみんなわすれちゃった。もういちどめをとじる。枝が落ちてくる。小枝たちが落ちてきてあたしは下敷きになる。これ、わたしに忘却されたmemoire/記憶たちの死んでいく声。埋まりながらあたしは折れた枝から鳥が飛んでいくのをみる。
「あーーーーーーー」
(「A-------」)