circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

私が子供だった時、勉強しないで読書もしないで外で遊び回っていた頃は、ビデオゲームを買ってもらえなかったから、一人で壁に向かってボールを投げたりして、ストライクゾーンに入るかなんて永遠にやって飽きなかった。あのころ私の目が今よりずっと良かったことを、今出川の坂を銀閣寺前の交差点まで上がりながら、大文字の字の上にいま人が何人いるか数えられたことで覚えている。だんだんとそれはぼやけていった。