circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

黙っている自転車の二人
登って行く路面電車
蜘蛛の巣の張った蓄音機
から流れてくる遠い歌声
闇の中の雪
坂の多い街


猫を抱く君


朝礼を聞きながら眼鏡を拭くと
蚊に似た昆虫に刺されることが多くなった
ここはみんなとても優しく
ご飯は少ないけれどカロリーとバランスはきっちり計算されている


みんなでいて一人でいることはできるのだろうか?


ピクルスはとても酸っぱい音がする
伝説のカレーはたいてい美味しくはない
秘宝館はピーポ君に占領され、ピーポ館となる
恋人は初めての中野デートで「中野かな」と回文を言う