circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

あと、嬌声の強さは、ふつうのつんく的嬌声は上からしたへ下げていく音型をとっていた(ああー、とか、んんー、とかそういうの)し、まあふつうにお色気は下げていく音形なんだとおもうけど、そこを、たぶんこの曲でいうと、e-molのなかでdisから主音eにずりあげる音高でwowと叫ばせていて、その半音上行、半音的進行で上行というだけでなんだか文脈的にワグナーでトリスタンでセックスセックスしてるという浅知識にもとづかなくても、下がる嬌声でなくて上がる嬌声は誘う嬌声でなくて最中の嬌声以外の何物でもなくて、それをよりによって平均高校生の、しかも色気で売りにくそうなべり子にやらせて、しかも大成功な感じ、はものすごいぴったりくる。そしてセンターに冷血で無表情だけど不思議に乗ってもいるりさこさんがいる光景。