circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

まったく目が節穴だった。例の素晴らしいようつべのコルン5tey演奏(279ビュー)、よくよくみたらピアノがForsbergさんじゃないですか。オッターとのライブ動画があつくなりすぎているのと違って、CDはゆったりとしてよりこの曲の美しさを引き出していた、ようつべではさらにながれがふとくなって星がきらめく余裕がある。たぶん本質的に(!)コルンはテンポをマーラーみたいに急発進急ブレーキしないものだと思う、じつはマーラーだってそうかもしれないけど、でもあのひとは本質的ギアチェンジがやはりある。コルン的本質を、たぶん長年、かなり長年研究してきたこのおっさんは、ものすごいわかってはる。のだろう。このリズムや、ためられるボルタメントでは間延びしないぎりぎりの限界までリットするという自信というか勇敢さは、権威と思わないとできない次元じゃないか。何かを弾く時は、そうでなくてはならないと思う(無根拠にでも自らを権威と思う)


船長が仰るのは、vakaのことかなあとおもうけれど、そうきいてみるとたしかにそうで、テンポの揺れのないなかで主音にメロディが落ち着かない、移動ドは苦手だけど、たぶんレとかミとかを重力の中心にしてゆっくり回っている、七度跳躍をブランコのようにして。ミとかに座るのかなあ。