circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

霊南坂、コルンの会。最初の歌曲で涙が出て、久しぶりにコンサートで泣いた。曲に対する愛がたくさん放たれていれば、どんな演奏だって感動的なはずだ。メゾソプラノの方の、その愛の質量がものすごかった。愛だけじゃなくて声も歌い回しも素晴らしかったけど、それ以上に、言葉と音への愛。びっくりした。最初からこんなだと、このあとどうなっちゃうだろう、と思ったら、見事に。しりすぼみだった。だいすきなクインテットも、「発音」という感じで音に意味がなかった。愛がなかった。愛だけあればいいのに。歌のなささえ許せるのに。