circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

近代音楽の文章を読んでいると妙な文脈でやたらたくさん出てくるのがパウルヴィトゲンシュタインさんであるが、録音があった。われらが天才コルン氏の曲である

ある意味ヴィトゲンシュタイン氏はディアギレフみたいなひとでいなければ音楽史が変わったんだなあと(ただディアギレフよりずっとずっとマイナーな音楽史だけれど)
ヴィトゲンシュタイン氏がウィーンのこの腐った中に育ったということを考えると、氏の弟の論理哲学論考が、ロジカルなはずのものがその腐性を内包しているというあの感覚と同じものなのだなあと、ただ見事に