circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

若いときとビリンダ・ブッチャーの、弥勒菩薩めいた美しさは、やはり、見られる=ショーをしている、にもかかわらず、みられていないときの生起を行っている、具体的にいえば、観客を煽るわけでもなく、ただもくもくと直立不動で爪先を見つめている、というあのあり方。したがって、シューゲーザーの芸風(ひどい)を編み出した人はその意味で天才だと思う。カメラを見ないこと。観客を見ないこと。あるいは、カメラを友達だと思うこと(夢の島でカメラマンが縄跳びするシーン)。