circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

よるに思い返すのなら死の言葉でない方がいい。
言葉はいろんな・確たる解釈を産んでしまう。
わたしが書いたことを、よむひとがよむひとの問題意識の文脈で解釈してしまうように、わたしが書いたことは、わたしによって、よるのくらやみの文脈で繰り返されてしまうから、うつくしかるべき言葉は出さない方がいい。
音楽を。絵を。解釈はいろいろあるけれど、確たる解釈はうまないものを。うつくしい、というほかは、すべてのひとに、作者はこんなことを考えていたからこう書いたのだなどという確たる解釈を与えない、かいたに違いないという希望的主観を明確化した言葉をしか与えないような、そういう美でありたい。