circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

あとはmizuinkoさんと会えた。とてもいい声の朗読をされて心地よかった。雨さんが読むのをはじめて聞いて、とても心地よかった。原口さんが熱風/吉増剛造を読んで、このまえのブラッドベリのような、舞台が見えるような朗読だった。詩の構造がきちんと見える朗読をしていて、逆に言うとこうぞうのみえない朗読をする人がとても多いとおもう中で、さすがだとおもった。つまり、音楽的に言うとフォルテとピアノ、エスプレシーヴォと無表情の段階というかそういう構造をつけないで読む人がとても多いとおもって、やっぱりそれはつまらない。読みなれている人ほどそうなっていく傾向がある。あとは「役/詩に入り込んでしまう」タイプの人にもこういうタイプの人が多い。逆に、初めてよんでどきどきしている人のほうが逆にこういうイントネーションの幅ができて聞いていて面白い場合が多いのは、皮肉なことだとおもう。あとはダダマさんのユーモアがとてもよかった。なんだか読み終わったら躁はいって、やたらいろんなものに受けてしまった。今日はぼく的に打率が高かった。ぼくは空振りしたけど、さ。いつもよりずっと楽しかった。マスイジュウさんの司会も楽しかったし。ぼくは聞く人を味方にできなかった感がつよかった。せめて原口さんがもう少し早く来てくれてたらなあ、とおもった。すごい残念。よみおわった直後に着かれた。最後のほうにしてほしいって言ったんだけど、気弱だから、「できたら、でいいです」とか言ってしまったら、2番手になってしまった。はああ、運命のイジワル。