circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140709-OYT8T50055.html

 先鋭な映画や文芸の評論で知られ、東大の総長時代は「大学教育で最も重要なのは、彼らをどう変化させるか。1年生を挑発したい」と原稿用紙42枚分の長大な式辞を入学式で読んだ。その著者も78歳になった。

挑発される前に挑発をしていたのかもしれない仮装で、入学式を異化しながら、彼の言葉には動かされるものがあって、そこにそうして在る異和感を、齟齬を、そのまま引き伸ばした人生みたいになった。